このブログには詳細な記事は書いていないのですが、
我が家の猫は腫瘍を摘出する手術をしています。
2年半前ですが、右足内側に腫瘍ができたのでそれを取る手術ですね。
その時は1年経過して再発しなければ、もう再発しないんじゃないか?と言われていたんですが、現実は残酷ですね。
再発してしまいました。
今回は経過とかかった費用について書こうと思います。
かかった費用だけ知りたい方は、目次のかかった費用についてをクリック推奨。
腫瘍再発。病院へ

腫瘍再発が発覚したのは9月後半です。
まず我が家の猫は、抱っこは嫌がるのですが触られるのは大好きなので、毎日触るようにしています。
腫瘍が再発していないか確認も含め毎日触る時間は作るようにしていました。まぁそうじゃなくてもスリスリしてくるし触りまくるのですが。
ある日いつも通り触っていたら、前回腫瘍ができた場所に膨らみがでていたんですよね。
前述のとおり、1年以上経過していましたし、このまま再発しないだろうと思い油断していました。
取り急ぎ動物病院に行ったのですが、諸事情ありまして、
腫瘍を取った病院とは別の病院で、今年猫の健康診断をしていたので、健康診断をした方の動物病院に向かいました。
検査結果としては恐らく再発の可能性が高い、とのこと。
ただ検査をしないと断言できない、ということでまずは検査をすることになりました。
元々以前の腫瘍が転移していないかも心配だったので、健康診断以外のタイミングで検査をお願いできるのはよかったと思います。
この時の猫ですが、比較的元気でご飯をもりもり食べ、お水をごくごく飲み、お手洗いも全く問題なく元気でした。
足に腫瘍があるだけ、って感じ。
ただもしかしたら転移の可能性があり、断脚する可能性については早期から言われていました。
なので断脚は何としてでも避けたい、腫瘍だけ取りたいということを私の意向としてお伝えさせていただきました。
理由としては我が家の猫ちゃんは高いところにジャンプするのが大好き、走りまわるのが大好きだから。
あと7歳ということもあるので、まだまだ活発的に動く可能性が高いかなぁということもあり、断脚だけはなんとしてでも避けたかったのです。
断脚しないと死ぬ、ってなったら断脚をお願いしますけれど…。命の方が大事よ。
検査の一部では麻酔も使用しましたが、麻酔周辺は問題なさそうでした。
起きた時に病院から連絡がきてほっとしたのを覚えています。
検査結果、発覚。私の決断は。

検査結果が分かり、前回の腫瘍の再発の可能性が高いとのことで、悪性腫瘍の判定をもらいました。
病院からは断脚を勧められました。
簡単に言うと腫瘍を引き起こすものが周囲に浸潤しているので、腫瘍の切除だけだと再発の可能性がある。
なので再発を避けるなら断脚がベスト、とのこと。
不幸中の幸いか、転移の可能性は低いとのことでした。
私の意向としては前述のとおり断脚は希望していません。
周囲や獣医さんとの相談の結果、腫瘍とその周辺の筋肉を1つ、皮膚を取ることになりました。
筋肉をとっても歩けるのかは心配でしたが、そこは問題ないと思うと獣医さんに力強く言われたので信じてお願いすることにしました。
結論から言うと今も歩いていますし、ジャンプもしまくっています。
また、なぜ断脚ではなく腫瘍を取る方向にしたかと言いますと、基準を「今」に設けたからです。
猫の手術をするにあたって断脚をしても、しなくても結局どこかで後悔することには変わりないだろうと思いました。
断脚をする決断をしても、私の選択で猫の足をなくしてしまったことには変わりないし、
もし断脚をしない決断をして再発をしたり転移したら、あの時断脚を決断しておけば再発しなくて済んだだろうと何かしら後悔すると思ったんですよね。
じゃあ何を大事にして選択するか?と考えたときに
将来はどうなるかわからないから、「今」を大事にしようと決めました。未来はどうなるかわからないし。
そう決めたら、足を残して走り回ってほしいと思ったんですよね。私のエゴかもしれないけれど。
極論ですけれど、猫の腫瘍を取らない選択だってあるわけですからね。
あとは周囲に相談したときに、「極論だけど、あなたの猫が五体満足で短命か、足を切って長生きするかどちらがいい?」
と聞かれたときに真っ先に前者と答えたので、そこで決断が付きました。
飼い主の数だけ正解があると思っていますから、この選択がいいか悪いかわからないですけど、
私の中で現時点で最善のものを選んだので、後悔は現時点ではなし。
あとは獣医さんが猫のQOLをずっと気にしてくれていました。
再発した際に何度も病院に足を運ぶのも、猫に負担がかかるだろう、と。それはごもっとも。
ただ我が家の猫のQOLを考えたら、私の中で断脚はあり得ないんですよね。
走り回ったりジャンプして飼い主を高いところから見上げるのが大好きな猫ちゃんですから。
ちなみに費用としては断脚も腫瘍付近を取るのも変わらないと言われています。うちの場合はですけど。
腫瘍が再発したときは、断脚、腫瘍だけ取る、そのまま等の選択肢があるとのことで再発したらまた考えましょう、とのことでした。
ただ10歳までは麻酔はまだ大丈夫なんじゃないか?とは言われました。
猫の状態やその他の要因もあるので、どの年齢の猫ちゃんでも100%大丈夫ではないと思いますけれど、麻酔している猫ちゃんもいるみたい。
できれば麻酔は避けたいですけれどね。
手術後の抗がん剤については、費用対効果が薄い、ということで最初から検討していません。
顔とかに腫瘍ができていたら考えていたかも。
手術が終わり、入院生活へ

手術は私が面会に行ける週を選択しまして、お願いをしました。
術後の経過観察のために、入院は避けられないとのことで猫の入院準備。
お気に入りの布団とお気に入りの食器、お気に入りのご飯を持参することにしました。あと簡単な猫の説明書きですね。
トイレは特にこだわりがない猫なので、病院の物をお借りすることにしました。
初めての場所に警戒心が高い猫なので、ご飯を食べない可能性が高いなぁと踏んでお気に入りのおやつもたくさん入れました。
お見舞いは何度でも来てよいとのことだったので、とりあえず術後すぐに向かえるように飼い主も準備万端。
当日祈るような思いで病院に預けました。
夕方ごろ、病院から電話があり、手術が終わって目が覚めた報告を受けた時には真っ先に向かいたかったのですけれど、
フラフラしているので少しおいてお見舞いに来てほしい、と言われました。
落ち着いたと思われる頃にお見舞いに向かうと点滴を受けている猫ちゃんがいました。
かなり拗ねていましたが(多分筋肉を取っていたかったのかもしれない)
私に反応があり、ふらつきながらもおやつを召し上がっていたので安心しました。
少し雑な言い方かもしれませんが、食欲があるなら快復はするだろうと見込み、その日は帰宅。
入院期間は3泊4日でしたが日に日に元気になっていき、歩く様子もあったのでめちゃくちゃほっとしたのを覚えています。
ちなみに時間に自由がきくタイミングだったので、入院中のお見舞いは午前中と午後行っていました。
獣医さんも看護師さんもたくさんかわいがってくれたのでありがたかったです。基本うちの猫は拗ねていたけれど。
ご飯、トイレ、水は通常よりいろいろ少ないかなって感じでしたね。
最初はトイレシートの存在が分からずおもらししてしまいましたが、出ないよりマシ!
紙砂に変更したタイミングで、トイレで小をしていたのでトイレシートをトイレと認識できなかったんだろうなー。
ちなみに手術中の写真と、取った腫瘍を見せてもらいました。
腫瘍そのものは4cmほどあったみたいです。前回もゴルフボール大くらいの大きさだったので、まぁまぁでかいなぁという印象。
というか、こんなものがいつ大きくなるんだって感じのでかさでしたね。
手術中の写真はいただき、腫瘍は浸潤部分が切り取れているか確認のため検査へ。
今後、何かあって病院が変わったときのために、こういう何か分かりやすいものはできるだけもらうようにしています。
検査結果の紙とかも全部取っておいて、別の病院に行くときに見せましたから、もらえるものはもらっとけえ!
退院後の猫ちゃんと経過観察の様子

さてこうして退院が決定したわけですが、退院後はもうそれはそれは私にべったりでした。さみしがり屋さんめ!私もさみしかったよ!
帰宅後、大小のトイレばっちりでご飯もぐもぐ、お水ごくごく。もうね、これを見た瞬間、さらにほっとしました。
抜糸がまだでカラーもつけっぱなしの退院だったので、あまり走ったりとかジャンプはしないように、とのことでケージを勧められました。
仔猫以来使ってないなぁと思いつつ、買わずに過ごしましたがあってもよかったかも。
ただ入院後気になることがありまして、トイレが出ないのにトイレに行ったり来たりするけど出ない、を繰り返すことがありました。嘔吐はなし。
確か猫の膀胱炎の時ってこんな症状だったなぁと思ったので、翌日に病院へ舞い戻りました。
結果ですが、ストレスからの膀胱炎なんじゃないかということで経過観察をすることに。
退院したばかりだし、カラーも付けているしまぁストレスからくる膀胱炎なら納得。
入院中、普通にトイレしてましたし、膀胱炎なんてどこでなるんだって感じ。
翌日にはいつも通りトイレをしてましたから、相当ストレスだったんでしょうね。猫ちゃんよく頑張りました。
さてそんなこんなで抜糸する日と、腫瘍の検査結果を確認する日になりました。
猫から採取した腫瘍の検査結果ですが、思ったより浸潤しているらしく再発のリスクあり。切り取れなかったってことですね。
まぁ細胞が目視できたらいいんですけど、人間の視力では無理でしょうからある程度は覚悟していました。
ただ歩く猫ちゃんを見ていると、断脚の選択をしないでよかったなぁと思うのです。
もし再発しても腫瘍だけ切り取ってもらおうかと思っています。まぁ再発しないのが1番なのですが。
実は現時点ではまだカラーは取れていないんですが、ひとまずいろんなことが落ち着いてきた感じはあります。
というか発覚してから2か月くらい経ってるのか、あっという間だったな。
かかった費用について

だいたい合計600,000円ほどです。
我が家は保険に入ってないので全額実費ですね。
というか大抵のペット保険は再発に保険きかないんじゃないか?と思うのですがどうでしょう。
どこから払うの?と思うかもしれませんが、ねこ用貯金があるのでそこから払います。ただしかなり飛びました。
それもあってタイミーをやってみたりしましたね。
お金は減りましたが、また働いてコツコツ貯めとこうと思います。
腫瘍以外の病気で使えるようにペット保険も加入しておこうかなぁと思います。
何もないことを祈りますけれど、高齢ねこちゃんになると何かしら病気しそうなので。
あとライティングで私がお役に立てそうな仕事があれば、…お仕事ください(大声)
人間より猫の方が先に死ぬと実感した

猫とずっと一緒にいる未来ばかり考えていましたが、今回猫の方が早く死ぬ可能性の方が高いんだなぁと心底実感しました。
そう思ったら猫が亡くなった後に猫の思い出話をできるようにしたいし、このかわいさを私だけ知っているのはもったいないと思い、猫のYouTubeチャンネルを開設しました。
チャンネル登録、高評価よろしくお願いしまーす!
また友人も今度我が家の猫に会いたいと言ってくれているので、ガンガン会ってもらおうと思います。
猫にもうちに来てよかったー!って最期に思ってほしいなぁと改めて。猫生楽しんでもらいましょう。
私はというと、今回の件で周囲の皆さまからあたたかいお言葉をいただきまして、人間のやさしさを感じました。
まだ通院の必要はありますが、今年中には終わりそうなのでブログに書きました。やっと、やっと書けました…!
いつもと比べかなり長文になってしまいましたが、読んでいただきありがとうございます。
ランキング押していただけますと、大変励みになります。
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